高齢者ケアの仕事が向いている人の特徴

今回は、介護職に向いている人の特徴を挙げたいと思う。まず、最初に言えるのが、コミュニケーションが得意な人だ。介護の仕事は、ほとんどの業務がコミュニケーションだと言っても過言ではない。介助の際の声かけ、細かい気遣い、普段の雑談など、すべてにおいてコミュニケーションが関わってくる。

ここで気をつけて欲しいのが、コミュニケーションが「得意」と「好き」は違うということだ。どんなに人と接することが好きでも、喋りや気持ちが一方通行であれば、高齢者と心を通わせることはできない。「話すことが好き」イコールコミュニケーション上手ではないということは理解しておいた方が良いだろう。コミュニケーション上手を目指すなら、聞き上手になり、相手の気持ちを想像することを意識することが大切になってくる。

次に、身体的にタフであることも重要な要素になる。現場における身体介護では、体力を使うことが多い。高齢者の身体を抱えたり、支えたり、移動させることが日常茶飯事であるため、足腰を駆使しなければならない。そのため、体力があり、テキパキ動ける人は現場で大変重宝されるだろう。

もし、体力に自信がない場合でも、筋トレや運動を習慣にすれば、筋力を上げることはできる。筋肉を鍛えれば、活発に動けるだけでなく、体温が上がったり、スタイルが良くなったりとさまざまな恩恵を得ることができる。身体的な不安があるのなら、体力づくりを実践してみよう。コミュニケーション力と体力を付ければ、介護の仕事はよりスムーズに快適になるはずだ。介護士として長く働きたいなら、これらの向上を心がけると良いだろう。