介護職ならではの幸せ

人によっては介護職の仕事はきつかったり辛かったりするイメージを持っていることがある。しかし、介護の仕事をしている人の中には、介護職ならではの幸せを感じながら働いている人も多い。その幸せというのはいくつかあるが、1つは人の役に立てることだろう。その他の介護職ならではの幸せは介護職の「やりがい」にせまるに載っているので、気になるなら後で見てみるといい。

人の役に立てるということだが、日常生活に支障がある高齢者の場合、歩いたり食事をしたりするのも困難な人がほとんどだ。そういった人達に移動のお世話や食事のサポートをしてあげると、喜んでくれる。また、日常の何気ない会話も楽しい時間である。体が不自由だと心も落ち込んでいる人もいるかもしれないが、実際はすべての人がそういうわけではない。毎日楽しく笑いながら会話をしたりテレビを見たりと、充実した日々を送っている高齢者も多いのが実情だ。そういった人達との日々は、仕事は忙しかったとしても心が満たされる。

また高齢者の中には、介護を受けることでできることが増えたり、同じような状況の人と関わったりすることで、性格が明るくなる人もいる。前の性格を知っているだけに、そうしていきいきと生活するようになった高齢者を見ると、自分も元気をもらえるはずだ。

一番、人の役に立てていることを実感できるのは感謝の言葉を受け取った時だろう。例えば、食事の時間で相手のペースで食べさせていると、今日の食事はおいしかったとか、たまの散歩で景色を楽しんでもらうと、今日は外に出られて良かったなど、高齢者に寄り添った対応をしていれば、喜んでもらえることが多い。大人になると感謝の言葉をもらえる機会が減ってしまうため、より大きな幸せを感じられるだろう。